ホワイトオイル仕上
ホワイトオイル仕上
ホワイトオイルは白い顔料を含んだオイルを木部に浸透させた仕上です。
木の表情が明るくなり、白い顔料が木の道管に入ることによって木目のコントラストを際立たせます。
光の影響を受けにくく、黄色く焼けにくい特徴があります。
木の表面に汚れをつきにくくし、無垢材の自然な風合いを生かします。
ソープやオイル仕上仕上同様、傷がついてもサンドペーパーで修復ができます。
PPモブラーはホワイトオイル仕上のメンテナンスに、アウロ社の製品「エマルション 431」を推奨しています。
https://www.auro.co.jp/item_page/auro431.html
PPモブラーは「エマルション 431」が、PPの全てのオイル仕上の商品に使用できるかテストしました。
特にホワイトオイルを使用している場合は、非常に便利で使いやすい優れた代替品になります。
「エマルション 431」はオイルではなくクリーナーです。
使い方は簡単で、水またはぬるま湯1リットルに対し「エマルション 431」を30ccの割合で溶かし、
溶液を含ませて絞った布かスポンジで拭くだけで、
「クリーニング効果」と「ワックス効果」が同時に得られます。
ワックスの乳化作用で表面の汚れが落ち、ベースワックスの凹凸が均一になるので、自然なツヤも出ます。
ワックスの塗膜が静電気発生を抑え、埃や汚れがつきにくくなるので、日常のお手入れが楽になります。
「塗る」のではなく「拭く」作業になるので、毎日の水拭きと同じで、とても簡単です。
天然成分だけでできているので、素手で作業ができます。
乾燥までの待ち時間も、数分～10分程度で乾くので、メンテナンス後もすぐにご使用いただけます。
①メンテナンスの前に、テーブルや椅子の汚れやホコリをきれいに取り除いてから行ってください。
固く絞った布で拭いた場合（水拭き）は、完全に乾燥させてください。
月2回程度のメンテナンスを推奨します。（毎日でも問題ありません。）
②水またはぬるま湯1リットルに対し「エマルション 431」を30cc（ボトルキャップ3杯分）の割合で溶かし、
よく混ぜてください。
分離しやすいエマルション液なので、ご使用の都度、缶をよく振ってからお使いください。
③やわらかいスポンジまたは硬く絞った布で、木目に沿って全体をまんべんなく拭いてください。
布が汚れたら、溶液とは別の水で洗うようにして下さい。
④表面積が大きい天板などっが、片面だけに水分を与えると、木部の湿度が均等にならないことで、
ひび割れや天板の反りが発生する原因になることがあります。
必ず、裏面やエッジにも同様にお手入れしてください。
⑤余分な泡や水分は拭き取ってから乾燥させてください。
木部に余分な水分が残ったままになったり、完全に乾燥しないうちにメンテナンスを繰り返すと、
家具を傷めてしまう場合がございます。
繰り返しお手入れを行う場合は、完全に乾燥させてから再度行って下さい。
⑥完全に乾いたあとは、きれいな固く絞った布または乾いた布で磨きます。
⑦木材の小さな傷などは研磨することで目立たなくすることができます。
目の細かい（240番）サンドペーパーを使用し、必ず木目に沿って磨いてください。
⑧定期的（月2回程度）にお??れしていただくことで、オイルを塗る必要がありません。
クリアオイル仕上にも使用できます。
お手入れの注意
ホワイトオイル仕上は、表面のオイルが取れた場合、再度塗布するのが難しく、
染みや汚れを習得したり、ムラになることがあるのでご注意ください。
また、オイルを塗りすぎてしまうと、ラッカー仕上のように見えます。
ニイスタイルでもホワイトオイル仕上のメンテナンスには、「エマルション 431」をお勧めします。
テーブルの染みや汚れをを取得したり、オイルを使いすぎたりすることなく、自然な外観を維持します。
汚れや染みの跡が残った箇所を集中して拭かないようにしてください。
より濃く目立って落ちにくくなり、表面がささくれ立ってしまいます。
一度のメンテナンスで落ちない場合は、完全に乾燥させたあとに、繰り返し行ってください。
水拭きによる木部のざらつきが気になる場合は、目の細かい（240番）サンドペーパーを使用してください。
必ず木目に沿って磨いてください。
化学雑巾は変色の恐れがあるので、絶対に使用しないで下さい。
「エマルション431」の注意事項
チャイルドロックなので、キャップ側面の突起部分を指で押さえながら回転させ、開封してください。
分離しやすいエマルション液のため、ご使用の都度、必ず缶をよく振ってからお使いください。
作った水（溶液）は長期保存できません。
溶液の保管目安は、夏季なら1日程度、冬季なら3日程度になります。
品質保持期限は未開封にて購入から2年間です。
PPモブラーの商品やアウロ社製品以外で塗装やコーティングが施されている家具等に使用する際は、
目立たない所で試用してからお使いください。
最後に
家具に最適な湿度は40％～60％です。
室内が乾燥すると、ひび割れや天板の反りを引き起こす原因となることがあります。
日々お手入れの際にも、木部の湿度を均等にするため裏にも同じように水分を与えることをお勧めします。
お手入れには順番も決まりもなく、難しいことも、煩わしいこともありません。
日々ご使用いただき、お手入れを繰り返すうちに慣れてくるので、状態をみながら行って下さい。
無垢材はお手入れや修復が自分でできるのが良いところです。
細かい傷や変色は月日とともに無垢材ならではの貫禄に変わっていきます。
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